受験資格
臨床心理士になるには、資格認定協会の資格試験に合格することが必須要件となります。ただし資格試験を受けるためには、あらかじめ臨床心理士養成に関する指定大学院または専門職大学院の修了を基本モデルとする“受験資格”の取得が必要です。
資格審査の実施
資格審査の試験方式と合格判定方法
受験に必要な申請書類の提出と、審査料の納付が完了した審査申請者に対して、受験資格の有無を確認したうえで、「臨床心理士資格審査受験票」が本人あてに送付されます。
臨床心理士資格審査は、一次試験(多肢選択方式試験および論文記述試験の2種類)と二次試験(口述面接試験)で行われます。二次試験の受験資格は、一次試験の「多肢選択方式試験」の成績に基づいて判定されます。したがって、二次試験の受験資格通知は、一次試験で行われる「論文記述試験」の成績を含むものではありません。
資格審査の最終的な合格は、これら3種類の試験方式の結果を総合的に判定し、決定されます。
資格取得後の生涯学習
「臨床心理士名簿一覧」に登録された「臨床心理士」は、社会的な責任を負う高度専門職業人として、いよいよ専門業務に携わることになります。業務を遂行するにあたっては、まず第一に、臨床心理士としての「倫理綱領」をふまえて、専門家としての厳しい自覚のもとに歩みを始めなくてはなりません。また、つねに専門資質の維持向上に努めなければなりません。